世界最先端だったドイツの光学を引き継いだところは？と考えてみると､多くの人々は日本か？と思うはずです｡そして､私自身もかつては､そう思っておりました｡第二次大戦後に東西に分断されていたドイツですが､技術と技術者たちも､東西に別れてしまった経緯があります｡ゾルキI型､通説ではライカの安くて粗悪なソビエト製コピーと評されておりましたが､それは日本と殆ど交流が無かった当時､ガタガタ＆ボロボロの品が流通した結果｡鉄のカーテンの無くなった以降のロシアから届くロシア製品は､目の鱗が落ちる事ばかりです｡ライカ製品を土台に､改善されていた箇所も多数あり､冷静に見れば､それは簡略化ではなく合理化だったこと｡それは堅牢であり､完全にライカを理解した結果造られたことの証｡状態の良いゾルキI型が届くようになり､判った事でした｡ソビエトに国力のあった頃のゾルキI型は素晴らしい｡当機は現地ロシア人愛好家より頂いた品で､出品前に再度日本でライカ専門メカニックによりきっちり修理・整備を施して頂いております｡ライカを熟知されている方ならではの技で､原型たるライカとの相違点や独自性などを把握した上で､このまま使えるように整備されています｡本体およびレンズ双方､きっちり整備してあります｡彼の見識からしても驚く事が多く､覗いたファインダーの精度と明るさ､距離計の明確さ､一体整形の堅牢なボディ､付随するレンズの良さ(精度とコーティング)などなど､多数あります｡ライカの弱点を改善していた優位性が多数｡フィルムカメラという文化を大切に残したいと言う思いから､私的コレクションをお譲りするに至りました｡是非､写真を撮って楽しみましょう！☆本体､レンズ､ストラップを兼ねるカメラケースのセットです｡このままフィルムを入れて楽しめます｡☆いにしえの典型的なバルナック式レンジファインダーカメラですが､初めての方でもご安心頂けるようにさせて頂きます｡よって手渡し希望なのです｡とても楽しいカメラです｡☆お渡し前の調整は綿密にさせて頂きます｡他にも都度出品して参りますので､宜しくお願い致します｡『お願い』ヴィンテージアイテムとしてコレクション対象となっているカメラですが､面白い文化を持った機械として見つめて欲しいです｡収集マニアさんからと思われる必要のないお問い合わせや質問などには返信しない場合がありますので､予めご理解頂きたいと存じます｡また､買取り業者さん､中古カメラ店さんへは一切お譲り致しません｡上記の通りの理由です｡ご了解ください｡