彩図/青山御流花務職・岡田宗錦・宮廷華道/宮内庁侍従長・入江相政題字/昭和49年/花枝の高雅幽逸なる点において卓絶した特色を有している

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彩図/青山御流花務職・岡田宗錦・宮廷華道/宮内庁侍従長・入江相政題字/昭和49年/花枝の高雅幽逸なる点において卓絶した特色を有している

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彩図/青山御流花務職・岡田宗錦・宮廷華道/宮内庁侍従長・入江相政題字/昭和49年/花枝の高雅幽逸なる点において卓絶した特色を有している

昭和49年 120P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

青山御流家元二十七世 正五位
花を活ける心によせて
日本人は、自然をこよなく愛してきました。四季のある風土に恵まれて、日本人は自然の 美を、歌に、画に、また花に託して心の「かて」として、豊かな自然愛のふところにいだか れて、すばらしい文化をつくりあげてきました。

活花とは、そういう日本人が独創的に作り出した自然美の体系化された芸術、といってよ いと思います。なぜならば、花器という小世界の中に、自己の人生観・世界観を表現する活 花を活けて、しかも、けっして大げさでなく、つましやかに空間の中に、時間を超越して 自然の生命の美しさと尊さを見い出そうとした、非凡な日本人ならでは出来ない芸術といえ ましょう。

- 青山御流の歴史をみても、花器も花型も初めは体系化されていませんでした。しかし、人々の美的感覚の向上、「わび」「さび」の芸術観の発達にともなって、色彩の取り合わせの問 題、配材(素材)の問題、花器との調和、造型化、花を活けておく場所、さらに進んで美術 として、思想的、宗教的、道徳的な裏付けの問題等々、深く追求すれば限りない問題が提起 されていることが分ります。そして、それが集約され、整理され、思想的裏付けがなされて、 いわゆる九体がまず生まれたと見るべきでしょう。

少々古い話になりますが、家元に伝わる『青山記』という写本に、 「花道は文暦年間、家祖宰相中将藤原基氏卿の時に花道の号定り申す。基氏卿は御堂関白道 長公七代の孫、後堀河院御外戚にて世間栄輝心のままに送られけるを、三十四才にして発心 入堂し、朝夕神仏を拝しつつ瓶に花を挿し奉らる。かくて後此の風流を家の伝となし当主代 々、花を神に供え、仏に手向け瓶裡に花をいくるを家のならわしとなし、七代廣門基秀卿、公務の余暇をすべてさき、女色を遠ざけ専ら活花を翫ぶに基の幽玄、大極を得たり」云々、
とあります。また別に、これは江戸初期に出された今日でいう日本文化史序説とも形容でき る「古今のながめ』という本に、
- 「我が日本国に於いて花道の家元なるは、園左大臣六世の孫基秀は、後花園天皇より日本華道家元の勅許を賜わり青山と号し、其の流名を青山御流と定め相続いて今の大納言基福に 至れり」とあります。
これ等から見ても、大体当流は宮廷花道であって、私の家が公卿の中の羽林家の上、大臣 家格であったので、自然愛に基づく文化面の統率を、天皇家の内で司どっていたものと思われ、青山御流も一種の秘伝的なものを内臓すると同時に、庶民的でない反面、思想的、宗教的には難解な口伝伝承を残しております。私も二十七代当主として、余世をこの探究に当て ようと思って楽しみにしております。

このように伝統正しく連綿として、一貫せる点において、また花枝の高雅、幽逸なる点において、青山御流は、他に卓絶した特色を有しているのですが、広く世に流布しなかったのは、一に宮廷花道の伝統に生きてきたからだと思います。

しかし、今は時代が変りましたので大いに青山御流の良い点を世に伝えたいと思います。 ただ、前述の口伝伝承について一言申させて戴けるならば、御流で一番大切にすることは、 「花の命」のことであります。口伝を今日流に申せば、「自然は動物と同じく、植物にも命を 与えている。これは人のおかすべからざる尊厳なものである。活け花とは、人が自然的生命
を持つ花、樹の命を人為的に断って、改めて花器の中に、人の心のこもった花として活すの だから、人が花を活ける時は求道の心を持て」というように要約されます。

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